カメラには、デジタル一眼レフやミラーレス一眼、スマートフォンなどさまざまな種類があります。最近のスマートフォンのカメラは1,000万画素以上が当たり前になり、簡単にキレイに撮れるようになりました。
デジタル一眼の写真はキレイだというけど、スマートフォンでも十分なんじゃないの?
と思う方も多いのではないでしょうか?
スマートフォンとデジタル一眼の違いはいくつもありますが、代表的なものをいくつかお伝えします。
違い1 オートフォーカスの速さ
スマートフォンで子どもやペットのかわいい姿を撮ろうとしたら、オートフォーカスが遅くて変な方向を向いていた・・・なんて経験はありませんか?
デジタル一眼はピントの合わせが速いので・・・
撮りたい! と思った瞬間のかわいい表情をきちんと捉えられます。
デジタル一眼カメラは、シャッターチャンスに強いのが特徴です。
違い2 ボケの大きさ
上の写真がスマートフォン、下の写真がデジタル一眼で撮った写真です。
なんと言ってもデジタル一眼の魅力は、ふんわり大きなボケ。
スマートフォンのカメラは、誰が撮っても失敗しないようにすべてにピントが合うように
設計されています。そのため、ぼけた写真にするのはアプリで加工したりしなくてはいけないので、なかなか大変です。
また、デジタル一眼ならアプリを使わなくても写真を明るくしたり、自分のイメージに合わせて
色やメリハリを変えたりすることもできます。
違い3 画質の違い
デジタルカメラの画質は、フィルムカメラのフィルム部分に当たるイメージセンサーの大きさで画質の良さが変わります。
カメラの種類とセンサーサイズ
画素数は、イメージセンサーの中にいくつの粒(画素)が入っているかを表します。
同じ1,000万画素の場合、センサーサイズが大きい方が、画素の1粒1粒の大きさも大きくなります。
この粒が大きいほど、たくさんの光を集めることができます。
そのため同じ1,000万画素のカメラなら、1粒1粒が大きいイメージセンサーが大きい方が、大きく拡大してもキレイな画質で、暗い場所でもノイズが出にくくなります。
デジタル一眼とスマートフォンを比較してみると・・・
拡大するとスマートフォンの画質は、粗が目立つのがわかりますね。
違い4 レンズ交換ができる
デジタル一眼カメラは大きく分けて、デジタル一眼レフとミラーレス一眼の2種類があり、どちらもレンズ交換ができます。
カメラを買った時にセットに付いているキットレンズでも十分にキレイに撮れますが、レンズを変えると写真表現の幅が広がります。
フンワリ大きなボケを作れる単焦レンズ、小さなものを大きく写すマクロレンズ、遠くのものを大きく写す望遠レンズ、広い範囲が写せる広角レンズなど、たくさんの種類のレンズが用意されています。
キットレンズで撮影
マクロレンズで撮影
撮影:南都礼子・加藤マキ子 文:加藤マキ子(ツナ☆カメラ)