構図の基本③ 構図の基本パターン

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2017.07.21

構図 基本 パターン

構図とは、絵画や写真などを美しくまとめるための画面構成のこと。画面構成の基本パターンとその効果を知っていると、構図を考える時に役立ちます。代表的な構図の基本パターンをご紹介します。

日の丸構図

日の丸構図
画面いっぱいに主役を配置するとダイナミックでインパクトのある印象を与えることができます。
画面内に小さく「ポツン」と主役を小さく配置すると可愛らしい印象を与えることができます。小さな主役が目立つように背景をぼかしたり、シンプルな背景を選ぶと良いでしょう。「点構図」という言い方もします。

画面の中央に主役を置く構図。一点に視線を集めるため、主役の被写体だけを目立たせることができるので、主役の魅力がストレートに伝わりやすくなります。
日の丸構図のポイントは、主役が目立つ背景を選ぶこと。背景に余計なものが目立ってしまうと、構図の効果が半減してしまいます。また、主役の大きさも大切。画面いっぱいに配置するとダイナミックな印象に、ポツンと小さく配置すると可愛らしい印象を与えられます。

三分割構図

画面を三分割した線や交点に、主役の被写体や画面の境界線を配置する構図。適度な余白ができ、画面全体をバランス良くまとめてくれるので、様々な撮影シーンで使いやすい構図です。

対角線構図

画面の対角線を意識して被写体を配置する構図。画面内に斜めのラインができることで、写真に動きやリズムを出したり、奥行き感が出て手前から奥へ視線を誘導しやすくなります。

「く」の字(ジグザグ)構図

3つ以上の被写体がある時、「く」の字を描くようにジグザグに被写体を配置する構図。複数の被写体をバランス良く配置することができ、画面全体に視線が誘導されるので安定感のある仕上がりになります。

二分割(シンメトリー)構図

画面中央を1:1に2分割して画面構成する構図。画面を2つに分けることで、主役と脇役(背景)のように対比関係を強調したり、左右(上下)を対称にすることでシンメトリーの美しさを表現したりできます。また、水平垂直のラインが強調され、安定感が生まれやすいのも特徴です。

曲線構図

画面内の曲線を生かした画面構成の構図。画面内にC字やS字のような曲線のラインを取り入れると、柔らかでゆったりとした印象を与えることができます。反対に直線のラインが入るとシャープな印象になります。

三角構図

 

画面内の要素で三角形を意識して画面構成する構図。画面下に重心があるため、安定感があり心地よく感じることができます。三角形の頂点に主役を配置すると、視線を誘導する効果が得られます。

放射構図

パースの収束点を利用した構図。収束点に視線が誘導できるため、奥行きや高さを表現したいときに適しています。また、収束点を配置する位置は、画面中央にすると安定感が出やすく、左右にずらすことで画面に動きを出すこができます。収束点を画面の外に設定すると、画面の広がりを感じさせることができます。

囲み系構図

主役の周りを周囲を何かで囲こんだり、挟んだりして画面構成する構図。人の目は囲われているものに視線が誘導される効果を使い、主役を目立たせることができます。周囲を暗くして明るい部分に視線を誘導するトンネル効果や、画面を額縁のように囲って周囲を引き締める額縁効果などが得られます。

 

撮影:南都礼子、加藤マキ子 文:加藤マキ子(ツナ☆カメラ)