構図の基本① カメラの横位置と縦位置、アスペクト比の効果

カテゴリー:

2017.07.24

構図 基本 縦位置 横位置 アスペクト比

構図とは、主役の撮りたいものを画面のどこにどのように配置するか・・・という画面構成のこと。同じ主役の被写体を撮るにしても、画面に対する主被写体の大きさ、背景や脇役の被写体との配置関係や面積比で写真を見る人の印象はグッと変わります。構図の基本を学び、素敵な写真を撮りましょう。

カメラの横位置、縦位置を使い分ける

デジタル一眼カメラを普通に構えた状態で撮影すると、横長の写真が撮れます。これが横位置です。そしてカメラを90度回転させて撮影すると、縦長の写真が撮れます。これが縦位置です。いつも同じような写真になってしまう・・・という方は、横位置で撮影していることが多いのでは? 思い切って縦位置で撮影してみましょう。カメラの向きを変えるだけで写真の印象はぐっと変わりますよ。

縦位置 横位置 違い

 

写真の縦横比(アスペクト比)は、長辺の要素が強調される効果があります。写真の縦横比が変わると同じ被写体でも写真を見た人の印象か変わるので、使用目的や伝えたいイメージ合わせて、横位置・縦位置を使い分けましょう。

横位置写真の特徴

構図 基本 縦位置 横位置 アスペクト比
横位置は横軸のラインが強調されるので、左右に広がりる印象(パノラマ感)を与えることができます。広い風景を写したい時にオススメです。また、余白が多くなりやすいので、空気感や雰囲気を写すのにも向いています。

縦位置写真の特徴

構図 基本 縦位置 横位置 アスペクト比
縦位置は縦軸のラインが強調されるので、高さが強調されます。また左右が狭まり、画面中央に視点を集めるため、主役の被写体を強調したり、手前から奥へと奥行を強調したりするのに向いています。

アスペクト比で変わる写真の印象

デジタル一眼カメラは、採用するイメージセンサーによって基本のアスペクト比(画面の縦横比)が変わります。キヤノン、ソニー、ニコン、リコー(ペンタックス)などのデジタル一眼カメラは、3:2のアスペクト比を基本としています。オリンパス、パナソニックなどのマイクロフォーサーズシステムのカメラは、4:3のアスペクト比が基本です。ただし、デジタル一眼カメラは画像をトリミングすることで、3:2、4:3はもちろん、16:9や1:1など、複数のアスペクト比を選ぶことができます。アスペクト比が変わると、同じ被写体でも視覚効果が変わってきます。ご自身のイメージに合わせてアスペクト比を選んでくださいね。

3:2

構図 基本 縦位置 横位置 アスペクト比
35ミリフィルムカメラの時代から採用されているフォーマットです。長辺と短辺の比率が大きいので、長辺を強調した画面構成や、被写体の動きを強調したり視線を誘導したりするのに向いています。

4:3

構図 基本 縦位置 横位置 アスペクト比
マイクロフォーサーズシステムの標準フォーマットです。縦横比が大きくないので、主役の被写体がバランスよく画面に納まります。

1:1

構図 基本 縦位置 横位置 アスペクト比
6×6の中判フィルムカメラやインスタグラムで採用されている正方形フォーマット。主役の被写体を目立たせたい時や、おしゃれにまとめたい時にオススメです。

16:9

構図 基本 縦位置 横位置 アスペクト比
テレビの標準フォーマットです。横軸の長辺が極端に長いため、WEBのバナー写真やダイナミックな風景のパノラマ写真に向いています。

撮影:南都礼子・森村朋子 文:加藤マキ子(ツナ☆カメラ)