初心者向け カメラ用語集 ~デジタル一眼基礎知識~

カテゴリー:

2017.06.23

用語解説 カメラ用語 デジタル一眼 基礎知識

デジタル一眼や写真には専門用語がたくさんあります。
よく出てくるカメラ用語を集めて、簡単に解説しています。

◆あ

アウトフォーカス
ピントが合っていないところのこと。ボケはアウトフォーカスです。

アスペクト比[アスペクトひ]
写真の縦横比のこと。3:2、4:3、1:1、16:9などがあります。

圧縮効果[あっしゅくこうか]
望遠レンズの効果で、近いものと遠いものの遠近感が圧縮され遠近感がなくなる現象。焦点距離が長くなるほど、圧縮効果は強くなります。

アングル
カメラを構える角度。カメラを上から下に傾けることをハイアングル、カメラを傾けないことを水平アングル、カメラを下から上に傾けることをローアングルといいます。

アンダー
写真の明るさが適正露出より暗いこと。

イメージセンサー
フィルムカメラのフィルムに当たる部分。撮像素子という言い方もします。光の明暗を電気信号に変換します。

色温度[いろおんど]
光の色を数値化したもの。K(ケルビン)という単位で表します。色温度が低いほど色が赤く、高いほど青白くなっていきます。色温度を指定してホワイトバランスを設定できる機種もあります。

インナーフォーカス
ピントを合わせる時、鏡胴が繰り出されずに鏡胴内のレンズだけを動かすことでフピントを合わせる仕組みです。

オートフォーカス(AF)
「Auto Focus」の略。カメラが自動的にピント合わせてくれます。

オーバー
写真の明るさが適正露出より明るいこと。

 

◆か

解像度[かいぞうど]
「dpi」(ドット・パー・インチ)で表わされ,1インチ当たりに何個の点(ドット)で画像が作られているかを示しています。数値が大きくなるほど解像度が高く、きめ細かな描写になります。

階調[かいちょう]
色や明るさの濃淡の段階数で、「階調が豊か」などと表現されます。階調が豊かな写真はグラデーションが美しく出ます。

開放F値[かいほうエフち]
そのレンズで最も小さなF値。数字が小さいほど明るいレンズで、ぼけが大きくなります。一般的にF2.8以下の開放F値を「明るいレンズ」と読んでいます。

画角[がかく]
レンズで写る範囲を角度で表したもの。イメージセンサーの大きさと、レンズの焦点距離で決まります。広い画角のレンズが広角レンズ、狭い画角のレンズが望遠レンズです。

画質モード[がしつモード]
画像を保存するときのファイル形式と画像の圧縮率を設定するモード。ファイル形式はJPEGとRAWがあり、JPEGの圧縮率はFINE(F)、NOMAL(N)、BASIC(C)から選べます。圧縮率変えると写真のきめ細かさが変わり、圧縮率が小さいほど画質はよくなります。

画像サイズ[がぞうサイズ]
記録する画像の大きさのこと。Large(L)、Medium(M)、SMALL(S)で表します。画像サイズが大きくなると、その分データサイズも大きくなります。

カラーモード
各メーカーが独自につくった色の設定。名称は「ピクチャースタイル」や「ピクチャーモード」、「ピクチャーコントロール」など、メーカーごとに異なります。

キットレンズ
デジタル一眼カメラを購入する時に同包されているレンズのこと。

黒つぶれ[くろつぶれ]
暗い部分の階調が真っ黒につぶれて失われてしまったこと。

広角[こうかく]
レンズの種類は焦点レンズで分けられます。一般的に焦点距離が35mm判換算で28mm以下の画角のこと。24mm以下を超広角を呼ばれています。

構図[こうず]
被写体をどこに置くか配置を決めたり、どこから撮るかフレーミングを決めたりする画面構成のこと。

ゴースト[ごーすと]
レンズ内の余分な反射が原因で起こるフレアの一種。くっきりと形が現れて写真に写り込んだもの。

コントラスト[こんとらすと]
明るい部分と暗い部分の明暗の差、画面のメリハリのこと。明暗の差が大きいことを「ハイコントラスト」や「硬調」といい、小さいことを「ローコントラスト」や「軟調」といいます。コントラストが強いとくっきり
印象に、弱いとふんわらり柔らかい印象になります。

 

◆さ

サードパーティーレンズ[さーどぱーてぃれんず]
メーカー純正のレンズではなく、レンズ専門メーカーが作っているレンズ。さまざまなマウント種が同時に発
売されます。

最大撮影倍率[さいだいさつえいばいりつ]
最短撮影距離の撮影で、イメージセンサーに対して被写体がどのくらいの大きく写せるか数値化したもの。1cmのものを1cmで写れば「1倍」「等倍」「1:1」と表記します。1㎝のものを0.5㎝で写ると「0.5倍」「1:2」と表記。倍率が大きいほど接写能力が高くなります。

最短撮影距離[さいたんさつえいきょり]
レンズが被写体に近づける最短の撮影距離のこと。最短撮影距離より近づくとピントが合わなくなります。被写体からイメージセンサーまでの距離を指します。被写体からレンズ前面までの距離は、「ワーキングディスタンス」といいます。

彩度[さいど]
色の鮮やかさのこと。彩度が高いほど鮮やかになり、彩度が低いほど無彩色に近づきます。

三脚[さんきゃく]
カメラを固定するアイテム。重いほど安定感が増しますが、持ち運びが大変です。購入するなら販売価格1万円以上がオススメです。

絞り[しぼり]
レンズを通る光の量を調節する機構。絞りの開き具合を数値化したものを「絞り値」「F値」といいます。

シャドウ
影の部分のこと。

シャッター速度[しゃったーそくど]
シャッターが開いて、イメージセンサーに光が当たっている時間のこと。調節することで、動いているものを止めたり、ぶらしたりして表現することができます。

シャープネス
輪郭の硬さのこと。シャープネスが強いとくっきり硬い写真に、弱いとふんわり柔らかい写真になります。

収差[しゅうさ]
レンズを通った光を結像させる時、レンズの不完全性によって像の歪みやボケが起きてしまうこと。収差
の種類によっては絞り込み撮影で改善します。

周辺光量落ち[しゅうへんこうりょうおち]
画像の中心部の明るさよりも、周辺部が暗くなってしまうこと。特に絞りを最大にあけた開放撮影時に出やすいです。「トンネル効果」「ピンホール効果」と呼ばれることもあります。

純正レンズ[じゅんせいれんず]
カメラメーカーが自社のカメラ用に作って発売している交換レンズ。

焦点距離[しょうてんきょり]
レンズの中心からイメージセンサーまでの距離のこと。距離が短いほど広い範囲が写り、長いほど遠くのものを大きく写せるます。

白飛び[しろとび]
写真の中の明るい部分が白一色になり、本来あるはずのディテールがなくなってしまうこと。

ズームレンズ
焦点距離が変えられるレンズのこと。

セルフタイマー
シャッターボタンを押した数秒後にシャッターが切れるタイマー。秒数は2秒、10秒など選べます。

測距点[そっきょてん]
被写体までの距離を測りピントを合わせる位置。「AFポイント」「AFフレーム」などという呼び方もします。

 

◆た

単焦点レンズ[たんしょうてんレンズ]
ズームができないレンズのこと。ズームレンズに比べて、開放F値が小さいレンズが多いです。

デュフューズ
光を拡散させ光量を弱めること。レースのカーテンや障子などを利用したり、デュフューザーという専用アイテムを使ったりします。

沈胴式[ちんどうしき]
鏡胴を短く収納できるレンズで、撮影をしていない時の携行性に優れています。沈胴式の対語は「固定
鏡胴」。

手ブレ[てぶれ]
手のブレがカメラに伝わって画面全体がぶれてしまうこと。レンズの焦点距離が長い(望遠)ほど、手ブレが起きやすくなります。

手ブレ補正[てぶれほせい]
低速シャッター時の手ブレを感知して自動補正する技術。レンズ内で補正レンズを動かす「レンズ内手ブレ補正」、カメラ内でイメージセンサーを動かす「ボディ内手ブレ補正」の2種があります。

 

◆な

日中シンクロ
日中の明るい屋外でフラッシュを使って撮影すること。逆光で暗くなっている被写体をフラッシュの光で明るく照らすテクニック。

ノイズ
画像のザラザラした状態のこと。大きく分けて、高感度で撮影を行ったときに表れる「高感度ノイズ」と、長時間露光を行ったときに表れる「長時間ノイズ」があります。

 

◆は

ハイライト
画面でもっとも明るい部分のこと。

パースペクティブ
写真における遠近感のこと。広角レンズでは手前と奥の遠近感が増し、望遠レンズは手前と奥の遠近感が少なくなります。

バルブ撮影[バルブさつえい]
シャッターボタンを押している間だけ、シャッターが開いて露光すること。マニュアルモードで使うことができます。

パンフォーカス
手前から奥までピントが合う状態のこと。すべてにピントが合っているので、急なシャッターチャンスが訪れるスナップ撮影などに向いています。

光[ひかり]
写真を撮る上で大切な要素。光の向きや強さで、写り方が変わります。正面から当たる光を順光、斜め前から当たる光を斜光、真横から当たる光をサイド光、真後ろから当たる光を逆光といいます。

被写界深度[ひしゃかいしんど]
ピントが合う範囲。F値と焦点距離で被写界深度は決まります。ボケが大きいことを「被写界深度が浅い」、ピントが手前から奥まで合っていることを「被写界深度が深い」といいます。

フィルター機能[フィルターきのう]
カメラ内でデジタル加工を施す機能。ライブ
ビュー撮影時では、効果を反映しながら撮影できます。「アートフィルター」や「クリエイティブフィルター」など、メーカーごとに名称が異なります。

被写体[ひしゃたい]
カメラで写す対象のこと。

被写体ブレ[ひしゃたいブレ]
被写体が動くことで発生するブレのこと。動いているものだけが、ぶれて写ります。

フィルター径[フィルターけい]
レンズ前部にあるレンズフィルターを取り付ける溝の直径。フィルター径が同じなら、さまざまなフィルターを取り付けることができます。

フォーカスリング
レンズにあるピント合わせをするリング。

フランジバック[ふらんじばっく]
マウント面からセンサー面またはフィルム面までの長さのこと。マウントの種類により異なります。

フルサイズ[ふるさいず]
デジタルカメラのイメージセンサーのサイズのうち、35mm判フィルムと同じ36×24mmの大きさのイメージセンサー。ニコンの「FX」などメーカーにより呼称はさまざま。

フラッシュ
発光して光を補う機能もしくはアクセサリー。カメラ内臓の内部フラッシュとアクセサリーシューに付ける外部フラッシュがあります。

フレア
強い光にレンズを向けた時に画像の一部が白くモワモワとなる現象。レンズ内の光の乱反射が原因です。

望遠[ぼうえん]
焦点距離が35mm判換算で70mm以上の画角のこと。ボケが大きく、圧縮効果が特徴です。

ボケ
ピントが合っていない部分のこと。ピントが合った部分より前のボケを「前ボケ」、後ろを「後ボケ」、点光源をぼかしたボケを「玉ボケ」といいます。また、すべてにピントが合っていない写真を「ピンボケ」、もしくは「アウトフォーカス」といいます。

ポジション
カメラを構える位置のこと。目線より高い位置で構えることをハイポジション、目線と同じ高さで構えることをアイレベル、腰の高さで構えることをウエストレベル、しゃがんで低い位置でカメラを構えることをローポジションといいます。

ホワイトバランス
「WB」と表記します。光の色を補正して、白いものを白く写す機能。自動で色を補正する「AWB(オートホワイトバランス)」のほかに、電球や日陰などの光源ごとに用意された「プリセット」、手動でWBの補正値を取得する「マニュアル」、「色温度指定」などがあります。

 

◆ま

マイクロフォーサーズ
17.3×13.8mmの大きさのイメージセンサー。オリンパスやパナソニックなど複数のメーカーが採用しています。

マウント
カメラとレンズを連結する部分のこと。メーカーごとに規格は異なり、マウントにはそれぞれ名称が付いています。カメラとレンズのマウントが同じなら他メーカーでも装着できます。逆に同じメーカーでもマウントが違うと、装着できません。

マウントアダプター
マウントの種類が異なるレンズとボディのマウント形状とフランジバックを変換・調整するためのアダプター。

マクロレンズ
最大撮影倍率が大きく、小さなものを画面いっぱいに大きく写せるレンズのこと。

マニュアルフォーカス(MF)
フォーカスリングを使い、手動でピントを合わせること。AFレンズであってもマニュアルフォーカスできるものが多いです。

マニュアルフォーカスレンズ
マニュアルフォーカスしかできないレンズのこと。

ミラー
レンズとシャッター幕の間にある、レンズを通った光を反射させる機構。ミラーで反射させた光の像は、ペンタプリズムを通って、光学ファインダーで見るこができます。

ミラーレス一眼
イメージセンサーの前にあるミラーをなくすことで、ボディを小型化させたレンズ交換式カメラの総称。マイクロフォーサーズや、APS-C、フルサイズなど、機種によってイメージセンサーの大きさは異なります。

無限遠[むげんえん]
ピント合わせの操作をする必要がない距離まで離れた状態のこと。レンズの∞マークに合わせると、無限遠より遠いところはすべてピントが合います。ただし、マウントアダプターを使用すると∞マークの前後で無限遠が出ることもあります。遠景撮影でもピントの確認はしっかりしましょう。

 

◆ら

ライブビュー
背面液晶モニターに被写体を映し、確認しながら撮影できる機能。露出補正やWBの効果も反映されるので、直感的に操作することができます。

レフ板[レフばん]
光を反射させて被写体に当たる光を補う白レフや銀色レフ、光を吸収して影を引き締める黒レフがあります。

レリーズ
ケーブルでつないでシャッターを切るための撮影用品。バルブ撮影や長時間露光の必需品。類似品にリモコンもあります。

連写[れんしゃ]
連続撮影する機能。

露出[ろしゅつ]
イメージセンサーに当たる光の量(写真の明るさ)のこと。絞り値とシャッター速度とISO感度の組み合わせで決まります。

露出補正[ろしゅつほせい]
カメラがちょうどよいと決めた適正露出の明るさを調整すること。プラス補正すると明るくなり、マイナス補正すると暗くなります。

 

◆アルファベット・数字

AE[エーイー]
「Automatic Exposure」の略。露出(シャッタースピードと絞り)を自動で調整してくれる機構のこと。

AF-C[エーエフ シー]
「コンティニアスAF」の略。シャッターボタンを半押しした後でも、ピントを合わせ続けるAF方式。動いている被写体に向いています。

AF-S[エーエフ エス]
「シングルAF」の略。シャッターボタンを半押しすると、ピントが固定されるAF方式。フォーカスロックや置きピンで利用されます。

AFロック[エーエフ ロック]
シングルAF時にシャッターボタンを半押しして、フォーカスを固定すること。カメラは被写体に対して平行に上下左右に動かしてもピントは固定されています。

APS-C[エーピーエスシー]
デジタルカメラのイメージセンサーのサイズのうち、23.7×15.7mmの大きさのセンサー。メーカーによりわずかに大きさの差があるほか、固有の呼称を使うこともあります。

ISO感度[イソかんど]
イメージセンサーが光を感じる感度を数値化したもの。ISO感度が高いほど少ない光で写真を写すことができますが、ノイズも増えます。

Exif[イフジフ]

スマートフォンを含むデジタルカメラで撮影した画像とともに記録されたメタ情報のこと。撮影日時、使用カメラやレンズの機種名、絞りやホワイトバランスなどのカメラの設定、撮影地、編集したソフトなどの情報が記録されています。

EV値[イーブイち]
「Exposure Value」の略。シャッター速度と絞りの開き具合で決まる光の量を数値化したもの。

JPEG[ジェーペグ]
デジタル画像のデータ形式。似た色の情報を圧縮して保存するため、RAWデータよりファイルサイズを小さくすることができます。

PLフィルター[ピーエルふぃるたー]
偏光フィルターとも呼ばれ、不要な光の反射を除去します。青空や紅葉の色を鮮やかにしたり、映り込みを消したりできます。フィルターの枠を回して効果を調節します。

RAW[ロー]
デジタル画像のデータ形式。イメージセンサーからの出力信号をそのまま取り出した生のデータ。専用ソフトで現像しないと、見たりプリントしたりできません。ファイルサイズは圧縮していないのでとても大きいです。

Wi-Fi[ワイファイ]
無線(ワイヤレス)でLAN(Local Area Network)に接続する技術のこと。Wi-Fi機能付きのカメラは、専用アプリをインストールしたスマホやタブレットをつなぐと、画像転送やリモート操作が簡単に行えます。

35mm判換算値[35ミリばんかんさんち]
焦点距離(画角)はイメージセンサーの大きさによって異なります。フルサイズ(35mm判フィルム)の焦点距離に置き換えて、どのくらいの画角になるかを計算した値。APS-Cはフルサイズの焦点距離の1.5倍(キヤノンは1.6倍)、マイクロフォーサーズは2倍になります。

 

文:加藤マキ子(ツナ☆カメラ)